■ロセッティの絵画の特徴
詩人でもあったロセッティは最初のころ、女性の上半身以外をうまく描く事ができずにいました。
そのため、ロセッティの作品には女性の上半身のみを描いた絵画が多いのです。
またロセッティは他のラファエル前派のメンバーが描く絵画のように、
細部までの細かい描写をあまり好まなかったようです。
背景や風景を細かく描くことを嫌っていました。
ロセッティは油絵と同時に水彩画も多く残しているのですが、
彼は他の画家のように油彩と水彩の描き方を区別せずに描いているのが特徴です。
油絵を描く場合も水彩画のように絵の具を何層も重ねず、薄く塗っているのです。
■ロセッティの有名な絵画
ロセッティの絵画には女性が多く登場します。
ロセッティの絵画のモデルには彼が愛した女性たちをつかっているのです。
■ベアタ・ベアトリクス
この絵画は1862年になくなった妻の思い出として描かれました。
妻がなくなったとき、ロセッティは別の女性に気持ちが向いていましたが、
それを後悔してこの作品を描いたといわれています。ダンテの作品をモチーフにしています。ロンドンのテイト・ギャラリーにあります。
■モンナ・ヴァンナ
ロセッティの絵画の中で一番華やかな作品で、衣装のゴージャスさが非常に印象的です。
女性の表情や髪の毛も丁寧に描かれているのですが、顔と身体のバランスが悪いことがわかります。
ロンドンのテイト・ギャラリーにあります。
過去からの風習にしばられることを嫌ったロセッティは、イギリス美術の改革を目指した画家でした。
詩人であり画家であった彼は、絵画の中に詩的な雰囲気をかもし出していました。
ロセッティと関係の深かった画家:ミレイ、ハント
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